エグザイル/絆
香港の任侠映画。
たぶんハードボイルドとかいうのだと思う。
組織を裏切ってボスを撃って逃げた男(ウー)と、それを追う同じ組織の2人の幼馴染と、追っ手から守ろうとする2人の幼馴染。
ボスの命令といえど幼馴染だし易々とは殺せないわで何やかやあってウーが逃亡中にこさえてた妻子に金残すべ、と。
そしたらその辺でボスと鉢合わせしちゃって5人で逃亡することに。
すごく格好良い。なんというか、格好良いことを至上の命題とした映画。
銃撃戦の中でスローで舞うカーテンとか。コイントスとか。凄く丈夫な組織のボスとか。
ボス凄いよボス。
とんでもねえとこ撃たれて治療してもらいながらもバンッバン応戦するんだぜ。
撃たれたところが撃たれたところだから格好良いんだか面白いんだか。いや両方か。
で、説明は要らないよね?何故なら格好良いから!という話の進み方なんだが。
悲しいかな、私は骨の髄まで腐ってるんだ。
男の濃過ぎる友情って、ねえ。ただでもそうとしか見えなかったりするからねえ。
ウーがお姫様に見えるんだよ。
ああもう本当に仕方ないんだってこれは。
お姫様とお姫様を守り立てる4人、っつー構図に見えるんだよ。
例の如くお姫様が一番強そうなんだけど。
ねー、勿論お姫様もあとの4人も全員イイ歳したオッサンなんだけどねー。
終盤、軍の凄腕なスナイパーが一緒に来るようになるんだが、これもまあ何というか。
ライフル撃ってる時はちょうおとこまえだけどハモニカ吹いてるときはヤダお前カワイイ!っつー。よし、次のお姫様はお前だ!みたいな。
…ほんとごめんなさい。
面白かった。
ご馳走様でした。