永遠のこどもたち
ホラーは映画館で見て怖いか怖くないかは問題じゃない。
家に帰ってから日常で自分の身に置き換えて反芻可能かどうかが問題。
ベタに誰も居ないところで後ろ(死角)から接触されたらどうしよう!とか、隙間から何か覗いてたらどうしよう!とか。
そういう意味で、すげー怖かった。これは館モノになるのかな。
視点(カメラ)が背後から近付くとかホラーはお約束に忠実な方が怖いわー。
洋物ホラーってあんまり怖くないと高を括ってたらスペイン(メキシコもか)侮れない。
オフィに
『シックス・センス』を髣髴とさせる本格スピリチュアル・ムービー
なんて書いてあるんだもんさ。
そら油断するわ。
楽しげなはずのガーデンパーティでなんで気味悪い不穏なお面被るんだよ意味判らない。怖いよ怖いよ。
これギレルモ・デル・トロはどれぐいら口出してんだろうな。
監督別に居て総指揮って何すんの?
ラスト、笑顔で明るい音楽で終わるけど、いやいやいやそれバッドエンドだから。全力でバッドエンドだから。っつーね。
パンズラビリンスに通ずる底意地の悪さ(褒めてる)をかなり感じた。
もう大好きだ。
ギレルモ映画どっかまとめて上映してくれないかなあ。
それにしても陰影の濃い風景が美しい。美しいもんは怖い。
お母ちゃん役の女優さんが地味にすげースタイル良いよ。
あ、怖い怖い大騒ぎするけど私別にホラー嫌いじゃないです。