ヴァージニア ★★★☆

幻想というか妄想というか、過去のようなものと現実を行ったり来たりする揺さぶり方がとても綺麗。
7つの盤面全て合わない時をさす時計台のある町、湖畔にたむろする退廃的な若者、幻想世界でポーに案内されながら過去を彷徨い歩くアル中の作家、ヴィジャボード、ヴァンパイア。
ナレーターがトム・ウェイツ
ゴシックミステリーだと思ってた。最後まで。
オチがホラーでした。

それはそうと訳が酷かった。
death is beautyだか何だかを 美は死んだ って訳してたように見えたんだけどどうなのかな。
自分の英語力の貧弱さは自負出来るんだけど、それにしてもそんな事は言ってないし大切なところスルーしただろってのを散見した。
リフレインリフレイン言ってるのに訳がリフレイン完無視っていう、ね。
流れのある文章として訳してないよね、なっち。