クラウド アトラス ★★★☆
あの量の話を1本にすると全部今一つ物足りない。
3時間近くあるから感覚として物足りないぐらいじゃないとキツイかなとも思いますが。
にしてもウィショー君は繊細なゲイの青年を演らせたら当世随一ですねみたいな方向性で行くんだろうか。
そろそろそういう風にしか見えなくなって来てるのだけれども。
どうでも良いけど白人が正座してると膝壊しそうで見てて怖い。
オズ はじまりの戦い ★★★
色のビビッドなうすらぼんやりした映画だったわ。
うすらぼんやり感の一端を担ってしまっていたのがレイチェルの可愛さな気がする。
憎たらしく見えないんだよなあ。もうレイチェルが可憐で可憐で。
TVのインタヴューで、他の魔女は箒や杖を持って飛ぶんだけど私は何も持たずに飛ぶからどうしたら自然に飛んでるように見えるか苦労した云々言ってたけど、吊るされただけであわわになってたんじゃないかなって必死さが見え隠れしててレイチェルちょう可愛い。
オズさんはおぼこい娘を弄んで修羅に落としたのに挙げ句「改心したら戻って来て良いぞ」なんて言葉を掛けるあたりクズ度スゲエなと思いました。
あと陶器の娘さんには概念的なプレゼントじゃなくて接着剤をプレゼントしてあげれば良かったのにと思いました。
ボーン・レガシー ★★★
シリーズ前3作未見。
長い。
バイクのチェイスシーンなんてカメラの切り替わりが悪くて何やってんだかさっぱりだったのに、それを延々やられてもなあ。
No.3は前3作までで何か因縁あったのでしょうか。あまりにも取って付けたような追っ手じゃなですか。
ジェレミー・レナーがリュックサック背負ってもこもこ走り回る姿は可愛らしかったのでジェレミーアイドル映画と見れば、まあ。
そういや、この手のアクションモノにありがちな「さあ盛り上がって参りました!」と言わんばかりのsexシーンがなかったんですけどボーンシリーズってそういうもんなんですかね。
ウィルス注射する時とか熱出した時に手を握ったり、バイクのチェイスシーンで安心させるように手を重ねたりとかでキュンとしたので下手にパコパコしなくて良かったと思います。
字幕がなっちなので大層アレでした。
言い回しがおかしいぐらいは良いさ。
そんな事は言ってねえ&訳して欲しいのはそこじゃねえ、ってのどうにかならんのか。
最終目的地 ★★★★★
生前1作しか作品を残さなかったとある作家の自伝を書く為、遺族の“公認”を貰いに南米へ行く話。
この遺族というのが、妻・愛人(&娘)・兄(&情人)で、妻と愛人とその子供は一つ屋根の下に暮らしていて、兄の情人は男性という構成。
世間と隔絶した家で身動きが取れなくなって頑なになっている妻、思うところはあるものの飲み込んでただそこにいる愛人、公認はすんなりくれたものの違法取引を持ちかける兄。
ついでに何かと支配的な自分の恋人。
さあどうする!
どうするもこうするもない訳ですが。
絵がとにかく美しい。
言葉にすりゃ陳腐になるけれども生活感があるようなないような幻想的なようなそうでないような。
兄アダム(サー・アンソニー・ホプキンス)とピート(真田広之)の佇まい。
日本公開で真田推しになってるからまんまと ホモ映画でございます みたいな体になってて、これいざ観たら「居たね、そういえば」レベルなのかと思ってたんだ。
ちゃんと役貰ってた。
聞けば原作でタイ人のところを真田広之に役振りたくて日本人に改変したとか。
そりゃあれだけ格好良く美しく撮って貰ったはずだよ。
以下腐。
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